コロンビア・スプレモ
私は十数回『スペシャリティーコーヒー』の焙煎にチャレンジした。
でも、これならばという豆に出会えませんでした。十数回ではかなり難しい事なのでしょうね。
もちろんすごく美味しい『スペシャリティーコーヒー』を西区の名店で飲んだ事はあります。
感激しました。『マンデリン・ミルキー』と言う名前だったと記憶しています。
香りに圧倒されました。カップから立ち上る香りも、口に含んで鼻に抜ける香りも心地いい事この上ない。「なにこれ!」と香りに圧倒されて味の記憶がないのです。
味が香りに凌駕された一品でした。
その後それ以上の珈琲に出会う事はなく、私は今扱っている「スタンダードコーヒー」としっかり向き合う事に決めました。
さて、『コロンビア・スプレモ』4ケ月焙煎を休んでいました。どうもうまくなかったのです。
しっくりこなくて。今日突然焙煎してみたくなりました。理由はありません。
飲んでみました。コロンビアってこんな味なんだ。と新鮮な気持ちになりました。
焙煎仕立ての熱いコロンビアは鼻の奥に「つん」と酸味がさしました。それから、口のなかに甘みを感じました。好きな味ではないけれど、もう一度向き合ってみたいという気になりました。
不思議です。